医師の仕事は過酷です。働き過ぎということも指摘されています。そんな医療業界で、アルバイトとして働く医師が増えていると言います。その裏側には何があるのでしょうか?また、病院側のニーズにはどういうことがあるのでしょうか?その辺りについて調べてみましょう。
大学病院などに常勤として働く医師が、別の病院で働くというのは珍しいことではありません。
ある調査では、約75%の医師が非常勤、即ちアルバイトとして別の病院で働いていることが分かっています。驚くことに、アルバイトが主な収入源となっている医師も少なくないようです。
アルバイト先の見つけ方として、医師求人サイト・紹介会社の利用が最も多く、次いで友人・知人からの紹介、大学医局内での紹介と続いています。
病院側のニーズと言う点で調べてみると、ニーズが増える時期として12~3月が最も多くなっています。これは、人事異動を終え、病院が新体制となる4月に合わせて募集をかけていることが分かります。
科目で見てみると、内科が最も多く、次いで整形外科、精神科、消化器内科、皮膚科と続いています。これは多疾患の高齢者が増えていることが一つの要因とみられます。また、コロナウィルスの流行によるものか、ここ2年で在宅医療の求人も増えています。
また、求人が多いのが関東近郊や、長野県、沖縄県、鳥取県などとなっています。